マネー革命 1 巨大ヘッジファンドの攻防

先日読んだマネー革命2 金融工学の旗手たちに続いて、マネー革命1 巨大ヘッジファンドの攻防を読了。

NHKスペシャル マネー革命〈第1巻〉巨大ヘッジファンドの攻防 (NHKライブラリー)

この本は、ヘッジファンド等、投機に関わる人間ドラマを中心に金融に関わる現場の雰囲気を伝えることを主眼に書かれている。とくに、後半のビクター・ニーダーフォッファーの章が面白い。天才投機家と評判だったビクター・ニッダーフォッファーが1997年10月27日の株式大暴落で以下に破産したかが、伏線を含めてよく描かれている。

ちなみに、この本で市場の敗者として、描かれているビクター・ニッダーフォッファーだが、すぐに市場にカムバックし、彼のファンドは毎年50%以上のリターンを上げているらしい。挫折しても、才能さえあればカムバックできる好例。
http://en.wikipedia.org/wiki/Victor_Niederhoffer