Tips: BPEL Designerの設定

Oracle BPEL Designerは、設定により動き/見た目を変えられるところがあります。今日は、そういった設定について書いてみます。
BPEL Designerのデフォルトの設定では、Activityの編集ウインドが下の画面ショットのように、ベースのウインドウのなかで開きます。画面サイズが小さいときなどは、ボタンが他のウインドウの下に隠れてしまい操作性がわるいですよね。

こんなときには、BPEL Desginerの上部にならんでいるアイコンの真ん中あたりにある、パレットのアイコンをクリックしてみてください。下にあるような設定画面が立ち上がりますので、「インライン・エディタの使用」のチェックをはずして、OKボタンを押してみます。

すると、下の画面ショットのように別ウィンドウでActivityの設定画面が開くようになり、PCのモニタが小さな場合でも快適に作業できるようになります。また、この設定を行っておくことにより、プロセスの表示倍率(BPEL Editorの下部で設定可能)が100%でないときにも、Activityの設定画面がひらけるというメリットもあります。

プロセス(プロジェクト)ごとの設定方法を紹介しましたが、デフォルトの設定を変えることも可能です。
[ツール] > [設定] > [BPELエディタ] から設定をしておくと、新たに作成するプロセスには、ここで設定した内容が反映されます。

もう一つ便利な設定として、Activityの表示サイズを種別毎に変えらる方法をご紹介します。
同じ手順で設定画面を開き、「ダイアグラムの最適化」の「手動最適化」にチェックをつけ、表示を小さくしたいActivityの種類を選択します。

私は、AssignやTransformを小さく表示するように設定しています。そうすると下の画面ショットのようにプロセスの流れをつかみやすくなります。アイコンが小さくなってもカーソルをあわせると拡大表示されるので不便だと感じることはありません。

以上、小技のご紹介でした。